はじめて硫黄岳・天狗岳へ登る方へ

八ヶ岳登山の基礎知識

地図 八ヶ岳の場所

八ヶ岳は、本州のほぼ中央、長野県と山梨県にまたがり個性的な山々が連なる山塊です。標高3000m級の鋭い岩峰が続く南八ヶ岳と、原生林や池沼が神秘的な雰囲気を漂わせる北八ヶ岳という、2つの異なる顔を持つ人気のアルペンスポットです。その南八ヶ岳と北八ヶ岳の中心にあるのが夏沢峠であり、その西方にあるのがオーレン小屋(標高2,330m)です。首都圏や中京地区からのアクセスが良く、1泊2日という短い日程でも登山の醍醐味が味わえます。

硫黄岳(標高2,760m)と天狗岳(標高2,646m)は、八ヶ岳の中でも屈指の絶景ポイントです。そして桜平登山口(標高1,900m)は、硫黄岳・天狗岳・横岳の最短登山口で、八ヶ岳の中でも稜線に出るのに一番近いのが魅力です。
オーレン小屋は桜平から標高差430m約80分の登りですが、樹林帯の中を歩くので風の影響を全く受けずに登れます。また登山道がよく整備されているので初心者でも安心して山小屋まで確実に到着できます。
そして、オーレン小屋を基点とすることで荷物を軽くしての楽々周遊登山が可能です。
初心者やファミリー登山者には特におすすめです。

硫黄岳・天狗岳登山のオススメ時期は?

オーレン小屋は、4月下旬から11月上旬まで営業していますが、季節により山の様子は変わってきます。
下記の例年の山の状況(天気、気温、登山道状況、開花情報など)を参考に計画を立てて下さい。

  • 4月下旬~5月下旬春山
  • 6月上旬~7月中旬梅雨時
  • 7月下旬~8月下旬夏山
  • 9月上旬~11月上旬秋山

4月下旬~5月:残雪期、春山

4月下旬~5月:残雪期、春山イメージ

山の様子

4月下旬~5月上旬は雨が降れば雪になる可能性があります。GW後は、日々雪融けし硫黄岳・天狗岳の山頂はほとんど雪が無くなります。逆に樹林帯は5月下旬頃まで、残る可能性があります。

気温

<標高2,400m>最低気温⁻5℃~0℃前後、最高気温5℃~10℃前後

登山者へのアドバイス

残雪期は、装備が難しいので詳しくはお問合せ下さい。
朝晩冷え込みますので暖かい装備必携です。早出早着を心がけましょう。

6月~7月:春山~夏山

6月~7月:春山~夏山イメージ

雪融け後、横岳にツクモグサ、樹林帯にウスギオウレンが始まり、7月中旬には高山植物の女王コマクサが硫黄岳、横岳、根石岳、天狗岳付近で開花します。この時期は、毎日が楽しみになるくらい色々な花が咲きだします。特にオススメは6月上旬~7月中旬です。

山の様子

山頂、稜線、樹林帯共に雪はありません。(年により樹林帯のみ若干残る事有り)梅雨時に入れば7月下旬頃まで、不安定な天気が続きます。雷雨もありますので特に午後は早目に目的地に着くようにしましょう。

気温

<標高2,400m>最低気温5℃~10℃前後、最高気温10℃~20℃前後

登山者へのアドバイス

晴れ予報でも必ず雨具は持ってきましょう。日中晴れると日差しが強いのでサングラス、日焼け止めクリームを忘れずにお持ち下さい。

8月:夏山、夏休み、お盆

8月:夏山、夏休み、お盆イメージ

山の様子

梅雨明けし、しばらく天気が良い日が続きます。夏山最盛期でオススメの時期です。夏休みに入り、毎日お子様連れの宿泊者やテント泊の方がお越しになります。お盆は、割と空いている日がありますので特にオススメです。

気温

<標高2,400m>最低気温5℃前後、最高気温20℃前後

登山者へのアドバイス

熱中症にならないように小まめの水分補給を取りましょう。

9月~11月:秋山、初氷、初冠雪

9月~11月:秋山、初氷、初冠雪イメージ

山の様子

夏も終わり、ぐっと気温が低くなります。初氷になるほど寒くなってきます。そうなると紅葉が進みます。9月下旬~10月上旬が見頃です。
初冠雪は10月下旬頃にありますが直ぐ融ける程度で、根雪になるのは11月上旬~中旬頃です。(年により12月まで全く降らない年もあります)

気温

<標高2,400m>最低気温⁻-5℃~5℃前後、最高気温10℃前後

登山者へのアドバイス

朝晩冷え込みますので暖かい装備必携です。
9月に入ればテント泊の方は薄いダウンジャケットを着ています。

桜平登山口について

桜平登山口

駐車場は、約80台、無料で駐車できますが空き地や路肩駐車になります。
登山口ゲート周辺が人気ですが、車のすれ違いが多いので、少し離れていてもあまり混雑しない場所に駐車するのが良いです。週末は多少混雑が予想されますので早出早着を心がけてください。トイレですが、登山口ゲート(鉄のバーがある所)から登山道を3分程下った橋の近くに簡易水洗トイレが設置してあります。(期間限定)

【混雑している時に駐車するコツ】

桜平近くに来ると路肩に下向きに縦列駐車している車が出てきます。この時点で、これ以上、行っても混雑している可能性が高いので手前の空いている場所に停めるのがベターです。 混雑時は、ゲート周辺でUターンする事やすれ違いでかなり時間のロスがありそれだけでも、30分以上かかる事もあります。 ポイントは、縦列で下向きに止まっている車を見つけたら、すぐ近くに駐車する事です!

登山基本情報

山の服装について

山の服装についてイメージ

山でオススメしているのは、登山用品店で販売している速乾性の優れた化繊素材の服を重ね着で調整することです。
硫黄岳の標高は2,760mで下界とは別世界です。気温は100m登るごとに0.6℃低くなりますので東京と比べると、15℃~16℃前後は変わってきます。また風速1mで体感温度が1℃下がります。しっかりとした装備があってこそ、安心で快適な登山が楽しめます。

山の歩き方について

  1. 準備運動
  2. ゆっくり歩く、歩幅は狭く
  3. 休憩時は荷物を下ろして山側で休む、休憩時に体を冷やさないようにする。
  4. 樹林帯は、樹木の根や木橋が濡れて滑りやすいので注意する。
  5. 晴れ予報でも雨具は必ず持っていく(防風・防寒着にもなるので)

行動食・水分補給について

行動食・水分補給について

山では、汗をかくと水分と同時に塩分が失われていきます。適度な水分補給と同時に塩分補給、糖分補給が必要になってきますのでポカリスエットなどのスポーツドリンクがオススメです。休憩時には、少しずつ補給しましょう。
糖分は、すぐにエネルギーになるのでカロリーオフのものでなく、チョコレートやアメなどが有効です。当日のお弁当等もいつもより濃いめの味付けにすると良いです。

高山病について

行動食・水分補給について

高山病は一般的に標高2,400m~2,500m以上になると発症する人がいると言われています。オーレン小屋(標高2,330m)で高山病になる人はほとんどいませんが、小屋より高い山に登る場合は、小屋に宿泊する事で翌日の登山に必要な高度順応ができます。安全に登山するためには、しっかりとした体調管理と事前運動が必要です。登山前は早寝早起きの習慣を心がけ、普段運動していない方は、ウォーキングや階段の上り下り練習だけでも適度な体力が付きます。特に登山前日は、早く寝て沢山の睡眠をとり、朝食をしっかりとる事が大事です。小屋泊まりでも、体力回復を主に置き、早寝早起きを心がけましょう。また、十分な食事を取るだけでも事故を未然に減らすことにつながります。

初心者登山者へのアドバイス

ファミリー登山者について

ファミリー登山者イメージ

小さなお子様連れの登山者は、保護者1名につき、子供1名が望ましいです。
それはお父さん、お母さんも登山をする上で子供を1名以上見ながら登るのは大変ではないかという理由です。幼児専用ザックで背負われている時の注意として体を冷やしやすいので着替えや暖かい服装必携でお願いします。
ファミリー登山者は決して無理をしないでください。
山頂に登る事が必ずしも良いとは限りません。天候判断で無理な場合はすぐに引き返しましょう。

携帯電話について

携帯電話についてイメージ

携帯電話は、登山において必須アイテムとなりました。山でバッテリーが終わってしまったらすぐには充電できないので予備バッテリーと充電器をお持ちください。
また、使用しない時は電源を切っておくことをオススメします。
硫黄岳・天狗岳周辺では、山頂、稜線、オーレン小屋前で通話できます。
稜線以外の樹林帯は全く繋がりません。
特に、NTTドコモは繋がりやすいです。au、ソフトバンクは稜線以外では通じません。

山のマナーについて

水について

山では、水は大変貴重です。硫黄岳天狗岳周辺の河川は水源として利用している所がありますので無暗に立ち入らないでください。
また山小屋の水も無限ではないので節約にご協力ください。またオーレン小屋以外では、水が有料の山小屋もあります。

高山植物について

八ヶ岳は、国定公園になります。高山植物の採取は一切禁止されています。
高山植物は、氷河期からの生き残りで、高山帯に依存して生育しています。
特に厳しい自然環境の中で一生懸命、けなげに生きている植物なのです。
だからこそ美しいのです。そこにあるからこそ美しいのです。

トイレについて

山小屋のトイレは、環境、水利共に不便な所にある為、定期的な維持管理が必要です。その為、トイレの使用については有料になります。1回100円~200円のトイレ使用料のご負担にご協力ください。

ゴミについて

山では、ゴミは必ずお持ち帰りが基本です。山小屋や登山道にもゴミ箱は用意していません。
ゴミは景観だけでなく、水も汚します。またビニールなどは分解されずにいつまでも残ります。生ごみがあると、その臭いを嗅ぎつけ、カラスやキツネなどが高山帯に上がって野鳥やオコジョ達の暮らしを脅かします。
残飯等に付いた細菌によって命を落とす生き物もいます。
山に入る以上、山のルールがある事をご理解下さい。

山の何でも相談室

オーレン小屋では、「山の何でも相談室」をかいせつしています!ーメール問合せのみー

お問い合わせ

季節の天候状態、気温、登山道、アドバイス、 高山植物の開花、山小屋の事など、 何でもお問合せ下さい。

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